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キミを愛シテ溺れてる
第2章 処女ヲ捧げた時

「あっ、ありがとう……」

握られるだけかと思いきや、私の指の間に指を重ねてくる。

付き合っているわけじゃないからどうしていいのか分からなくて、私は颯太と同じように指を曲げることをしなかった。


「なあ、キスはしたことあんの?もしかして塑羅緒としたか?」


「しっ…、してないよ!ソラ先輩とは全然そういう関係じゃないもん……。だからまだキスもしたことない」

「んじゃ、良かった」


「どうして……?」


「オレが風子のこと気に入ってるから」

私だって颯太のことを気になっている……。


「私なんかのどこが……。あ、エロいとかそう言うとこでしょ」

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