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第13章 密室で二人きりの時間は

「そっか」



「はぁっ」



そういうとまた同じ場所に軽いキスが落ちる。



「あぁっ」



その反応を楽しむように

今度はそのすぐ隣の位置にキスされる。



「あぁん、はぁっ、はあっ、あぁっ、はぁん！」



首筋をしゃぶるように

位置を変えて啄んでくる唇に

思考が鈍くなり意識が朦朧としてくる。



耳のすぐ下まで登った唇は

チュッと一際大きな音を立てて離れ、

その唇を名残惜しく思っていると、



耳たぶを甘噛みされた。



「ひゃあっ…」



噛まれた痛みはない。けれど

ジンジンと耳たぶを中心に広がる痺れに

より一層意識がぼやけてくる。



それに追い打ちをかけるかのように

先生は耳だけを集中的にキスで攻め落とす。



「はぁ…はぁっ…はあっ…はあっ…」



息が上がっているのか

キスに反応しているのか

自分でもわからなくなってきた。

ただひたすらに鳴き続ける。