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もう私、生徒じゃない
第3章 木曜日の午後
ぽっかりと空いてしまった口に手を当て

男子トイレの外側の壁に背中を預け

ズルズルと滑り落ちていく自分に気づく。

それでも中での会話は終わらない。



「音楽学科は折り返したぜ?」



「女は5人しかいないからな、

 今月中に全員やれそうだな。」



「そうだな、次は大川に行こうかと思ってて」



「楽しそうなのは最後に残しとくって?」



「そうだな、松永はショートケーキの苺だよ

 …楽しみだ。」



最後の一言に悪寒が全身を駆け抜け

知らぬうちに自分で自分の身体を抱いていた。

寒いわけでもないのにその身体が

小刻みに震えているのがわかる。



もし、会話を聞かれていたと知ったら…

中にいる教師たちはどうするだろう。

もしかしたら聞かれていても

気にしないのかもしれない。

でも…。

言い表せない恐怖で足が動かない。

ここから離れなくては。

きっと休憩も終わっているだろう。

それでも足に力が入らない。
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