この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
もう私、生徒じゃない
第4章 怯えた彼女

「音楽学科は折り返したぜ?」
「女は5人しかいないからな、
今月中に全員やれそうだな。」
その言葉にグッと拳を握った自分に驚いた。
当然許せる話ではない。
彼らは恐らく去年度の卒業生だ。
就職率を上げるためにこの学校は
就職先が決まらない生徒を自分の学校に就職させる。
だからか半分くらいはロクでもないやつらだ。
それは去年新任で入ってきた時にも感じていた。
だが去年、似たような話をしている奴がいても
他人事だったのに。
首を突っ込むだけ無駄だと思っていたのに。
今は違う。
彼女を恐怖へ陥れている男を許せない。
「楽しそうなのは最後に残しとくって?」
「そうだな、松永はショートケーキの苺だよ
…楽しみだ。」
その言葉をキッカケに俺は歩き出していた。
「女は5人しかいないからな、
今月中に全員やれそうだな。」
その言葉にグッと拳を握った自分に驚いた。
当然許せる話ではない。
彼らは恐らく去年度の卒業生だ。
就職率を上げるためにこの学校は
就職先が決まらない生徒を自分の学校に就職させる。
だからか半分くらいはロクでもないやつらだ。
それは去年新任で入ってきた時にも感じていた。
だが去年、似たような話をしている奴がいても
他人事だったのに。
首を突っ込むだけ無駄だと思っていたのに。
今は違う。
彼女を恐怖へ陥れている男を許せない。
「楽しそうなのは最後に残しとくって?」
「そうだな、松永はショートケーキの苺だよ
…楽しみだ。」
その言葉をキッカケに俺は歩き出していた。

