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もう私、生徒じゃない
第1章 一目惚れかもしれない

決してイケメンではない。
身長が特別高いわけでもない。
服のセンスもイマイチだし
髪の毛もボサッとしている。
集会ホールのステージ横で
かったるそうに立っている、
欠伸を噛み殺し歪んだ顔に
惹かれていく自分に気づいた。
学園長の話を聞きながら
盗み見るその人の横顔は
やっぱり整ってはいないけれど
とても魅力的だった。
そして、先生方の紹介が行われてゆく中
私が盗み見ていたその人がステージに上がった。
「音楽総合学科 非常勤講師 高橋友樹」
司会進行の先生からの紹介に
雑に頭を下げたその人は私のコースの教員だった。
身長が特別高いわけでもない。
服のセンスもイマイチだし
髪の毛もボサッとしている。
集会ホールのステージ横で
かったるそうに立っている、
欠伸を噛み殺し歪んだ顔に
惹かれていく自分に気づいた。
学園長の話を聞きながら
盗み見るその人の横顔は
やっぱり整ってはいないけれど
とても魅力的だった。
そして、先生方の紹介が行われてゆく中
私が盗み見ていたその人がステージに上がった。
「音楽総合学科 非常勤講師 高橋友樹」
司会進行の先生からの紹介に
雑に頭を下げたその人は私のコースの教員だった。

