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もう私、生徒じゃない
第1章 一目惚れかもしれない
それぞれコースごとに

教室を割り当てられていてそこへ移動する。



少し重い扉を押して入ると

たくさんの顔が一斉にこっちを向いた。

1つの長机に椅子が3つ、

それが横に3列、縦に十数列並んでいる。

私はサッと視線を下げ

誰もいないテーブルを選び端の席に座り

下ろしたリュックを真ん中の椅子に置いた。



なるべく目立たないようにと

リュックから本を取り出し読み始めた。

集中して読んでいると

本の世界に堕ちていくような

そんな感覚が芽生える。

先程から気になった複数の視線も

もう気にならない。



そうして少しした時

前のテーブルに座った男の子が

スッと背筋を伸ばした。

不思議に思って顔を上げると

教室の壁にある備え付けのホワイトボードに

自己紹介タイム

と書き込む白衣の小柄な先生がいた。



いつのまにかオリエンテーションが始まっていたようだ。

少し慌ててしおりを滑り込ませ本を閉じると、

斜め後ろから知らない人の声が降ってきた。



「ちょうど注意しようかと思ってたよ

 自主的に気づいてくれて良かった。」
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