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もう私、生徒じゃない
第10章 面影を重ねて

やはり予想以上にたくさん商品がある。
彼女に似合いそうな柄を必死に探す。
なるべく早く戻らなくては。
そう思って部屋を出てきていたのを思い出した。
バサバサとハンガーを動かしていると
ある商品で手が止まった。
紺地に白いマーガレットの花柄ワンピース。
ウエストにキリカエがあり
スカートはギャザーが寄っている。
胸元は不思議な感じなカットがされているが
露出はそこまで高くなさそうだった。
タグをゴソゴソ引っ張り出すと
「話題のハートネック!」というタグの裏に
2900円と書かれたシールが貼られている。
「これはチョコのお礼だ」
誰が聞いているわけでもないが
そう言い訳してそのワンピースとパンツをレジに通した。
彼女に似合いそうな柄を必死に探す。
なるべく早く戻らなくては。
そう思って部屋を出てきていたのを思い出した。
バサバサとハンガーを動かしていると
ある商品で手が止まった。
紺地に白いマーガレットの花柄ワンピース。
ウエストにキリカエがあり
スカートはギャザーが寄っている。
胸元は不思議な感じなカットがされているが
露出はそこまで高くなさそうだった。
タグをゴソゴソ引っ張り出すと
「話題のハートネック!」というタグの裏に
2900円と書かれたシールが貼られている。
「これはチョコのお礼だ」
誰が聞いているわけでもないが
そう言い訳してそのワンピースとパンツをレジに通した。

