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もう私、生徒じゃない
第10章 面影を重ねて

花柄のワンピースが風になびいている。
小さな肩掛けのカバンのストラップを握って
キョロキョロと辺りを見渡している。
そして俺を見つけると嬉しそうに駆け寄ってくる。
「友樹!」
俺がお待たせと頭を撫でると
「待ってないよ!」と答える彼女。
あまりに可愛かったので頬に手を添えて
チュッと軽いキスを落とす。
頬から手を離すと彼女が名残惜しそうにする。
「もっと欲しかった?
でも、人が見てるよ?」
耳元で囁くように言うと彼女がカッと赤くなった。
「友樹の…イジワル…」
照れた彼女は可愛くて
もう一度だけ軽くキスをしてから手を引いて歩き出した。
小さな肩掛けのカバンのストラップを握って
キョロキョロと辺りを見渡している。
そして俺を見つけると嬉しそうに駆け寄ってくる。
「友樹!」
俺がお待たせと頭を撫でると
「待ってないよ!」と答える彼女。
あまりに可愛かったので頬に手を添えて
チュッと軽いキスを落とす。
頬から手を離すと彼女が名残惜しそうにする。
「もっと欲しかった?
でも、人が見てるよ?」
耳元で囁くように言うと彼女がカッと赤くなった。
「友樹の…イジワル…」
照れた彼女は可愛くて
もう一度だけ軽くキスをしてから手を引いて歩き出した。

