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もう私、生徒じゃない
第10章 面影を重ねて

今の彼女は男性に敏感になっているはずだ。
手を引いて歩いている間、
足の至る所に赤い筋が走っているのが気になった。
それはどんどん腫れ上がっているように見えた。
今のうちに腫れている部分に
軟膏を塗ってしまおうと思って
バスタオルを剥がしたのだが、
バスタオルが所々赤く染まっている。
悪寒が走り彼女に目を向けると
腕の至る所に引っかき傷のようなものが見える。
こんなもの俺がこの部屋を出るまではなかった。
不安定だった彼女を1人にしてしまったことを後悔する。
そんな思考を振り切って
俺はまず彼女の腕に軟膏を塗っていった。
手を引いて歩いている間、
足の至る所に赤い筋が走っているのが気になった。
それはどんどん腫れ上がっているように見えた。
今のうちに腫れている部分に
軟膏を塗ってしまおうと思って
バスタオルを剥がしたのだが、
バスタオルが所々赤く染まっている。
悪寒が走り彼女に目を向けると
腕の至る所に引っかき傷のようなものが見える。
こんなもの俺がこの部屋を出るまではなかった。
不安定だった彼女を1人にしてしまったことを後悔する。
そんな思考を振り切って
俺はまず彼女の腕に軟膏を塗っていった。

