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雪の日に祝福を・・・。
第7章 傾くシーソー
反論を仕返そうと思った瞬間に唇を奪われた。
「(ダメッ、流されちゃ・・・。年の差を考えなくちゃ・・・)」
さっきよりも腰に回る手に力が入っているようで身体を密着させられる。
「(もう。俺とキスしているのに他のことを考えているの!)」
彼女の反応に少しムッとして攻めることにした。
「(ん??燵夜くん!!?)」
突然の攻めに軽くパニックを起こす。
「ん・・・はぁ。」
長い攻めのキスが終わりようやく息を整える。
「俺の気持ちは、伝えたよ。」
「っ!!?
(もしかして・・・いま、返事をしろってこと??)」
青年の度重なる行動と答えを待つ瞳を向けられて困る。
「あのね・・・燵夜くんは、いい子だと思うけど・・・・・・」
「年の差とか言う?」
「あのね。私は、かなりの事故物件だと思うのよ。二十歳の子に好きになってもらえる要素がね・・・」