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雪の日に祝福を・・・。
第8章  2人の夢
  


 いつも遠目で見ている物腰柔らかなイメージとは、打って変わって瞳が笑っていないのが全てを物語っていた。


「判っているよ。私の担当は、鈴村くんだからね。でも、仕事ではなくてプライベートな話しがあってね。」


「お話しをお訊かせ下さい。」


「ああ、そうだね。単刀直入に訊こう。」


「はい。」


 目の色が変わった。


「うちの息子とは、どう言う関係かな?」


「〝息子〟・・・?」


 突然の問いに驚く。


「ああ、訊かせてほしいと思ってね。息子と随分と仲が良さそうだからね。」


「あの、先程から言われている〝息子〟って・・・」


「あれ?あの子は、もしかして〝千明〟と名乗っていないのかな?」


「千明と訊けばすぐに判ります。しかし私の周りには、居ないのです。」


「そうか・・・。ならば〝村雨〟と言う二十歳そこそこの若者は、居るかね?」


  
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