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雪の日に祝福を・・・。
第9章  絵画コンクール
  


「さぁ、そろそろ寝ましょうか?」


「月依・・・・・・」


「なぁに。最近は、誘っても上の空だったのにどうしたの?」


 甘く耳元で囁かれるのは、悪い気がしない。低くて通る彼の声は、美しい。


「今夜は・・・シたい、です。」


「ふふ。敬語になってる。」


「茶化さないで、訊いて。」


「いいわよ。でも、ペースを速めないでね。」


 背中に回していた腕を首に回し変えて甘く囁き返す。


「判った。
(あと、何回・・・。
 あと、何回・・・この肌に触れるのかな。いつか他の誰かのモノになったときに祝福出来るだろうか・・・)」


 唇を重ねながら考える。答えなどドコにもない。
 いつものように肌にも唇を堕として惜しむように触れる。


 》 》


 未来は、残酷な結果しかもたらさなかった。
 それでも想いだけが降り積もる。

 あの声。あの肌に・・・触れたい。


  
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