• テキストサイズ
雪の日に祝福を・・・。
第10章  忍び寄る別れの魔の手
  


 どうにもならないが誰かに話しを訊いてほしかった。


「本当に申し訳なく思います。」


「燵夜・・・」


 どうにもしてやれないことが苦しかった。


「俺に〝なにを〟頼みに来たんだ?」


 苦しむ青年の目的を理解した。


「マスターは、月依さんの伯父だそうですね。」


「ああ、DNA上は・・・な。」


「だったら、月依さんを支えてくれますか?」


「もちろん。」


「ありがとうございます。別れると決めた日に初めて俺に〝愛を誓って〟くれたんです。
 それなのに・・・その誓いに俺は、応えられません。」


 うな垂れて涙をグッとこらえる。


「辛いな・・・」


 そっと肩に手を当てた。


「大丈夫、俺があの子に付いてるから。」


「ありがとう、ございます。」


「燵夜、2人で逃げる道もあるんだぞ。」


「マスター・・・」


  
/234ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ