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雪の日に祝福を・・・。
第11章 結果発表~なごり雪~
「っ・・・!!?」
視界に入ったのは、看護師の姿だった。
「安静になさって下さい。」
「どれくらい、経ちましたか?」
「運ばれて1日経っています。」
「そ、どうですか・・・」
「医師を呼びます。」
「判りました。」
返事をすると看護師は、出て行った。
「・・・無断欠勤、しちゃったわ。」
こんな時にも仕事のことが1番に浮かぶ自分に笑ってしまう。
「若狭さん・・・」
「医師、頭痛が治まりません。」
しばらくしてやって来た医師に告げる。
「そうでしょうね。」
「資治療法がなんですから、痛み止めくらい強いやつ下さい。」
「判りますが強い痛み止めを服用すると意識混濁を起こします。」
「混濁したって構わないのでこの痛みを止めて貰えますか。」
痛みが不規則に襲うので苛立ちが収まらない。
「お、落ち着いて。」