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雪の日に祝福を・・・。
第11章  結果発表~なごり雪~
  


「うん。さようなら・・・〝若狭さん〟。」


「さようなら、〝千明くん〟。」


 雪が2人の表情を隠していく。


「来なさい。」


「っ・・・」


 父親に声を掛けられて彼が横切っていく。乗り込んだ車のドアの音と走り去る音が冷たく耳につく。

 周りでは、なごり雪に歓声が上がっている。状況を整理したいのにこの場を早く去りたいのに激しい頭痛が邪魔をする。


「燵夜、くん・・・・・・っ」


 胸の苦しさと頭痛の激しさに意識を手放した。


 》 》


 独りになる否、独りで居るしかなかったのだ。誰かの傍に居ても私は、独り。

 この思いが私を支配していた。消えてしまいたかった。寂しくなんかないと、嘘もついた。

 人は、本当の意味で独りになどなれない・・・今は、よく判っている。


 《 《


「(・・・・・・眩し、、、)」


「気が付きましたか、若狭さん。」


  
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