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雪の日に祝福を・・・。
第13章 愛の居場所
「まぁ。それは、秘密ね。」
「はい。なので落ち着いたら連絡しようかと思ってました。
(ごめんなさい、お義母さん。)」
「でも、なんで病院着なの?」
「実は、健康診断に来てます。」
「そう、そうよね。
いまどきは、どこの会社もするわよね。色々疑ってごめんなさいね。」
「いいえ。お義母さんは、どおうしてこちらに?」
大体予想は、付いていたが話しを逸らしたかった。
「ああ、瑠々ちゃんが妊娠中毒で入院しているの。あちらのお母さんと交代で付き添っているの。」
「危ないんですか?」
「ふふ、離れていてもやっぱり姉妹ね。」
「・・・っ。」
言われて無意識に心配していたことに気が付いた。
「自然分娩は、難しいかも知れないわ。」
「じゃあ、帝王切開ですか?」
「ええ、そうなると思うわ。」
「そうですか。」