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婚約者の帰還(くすくす姫後日談・その1)
第4章 復習と上書き

「なあ」
「…なぁに?」
不在の間のお互いのご機嫌伺いを軽く一回終わらせた二人は、ゆるゆると抱き合って居りました。
サクナの方は本当でしたら不足分を全部まとめて支払いたかったのですが、スグリ姫の「あんまり色々してたらお帰りなさいの晩餐に行けなくなっちゃう」という言葉に、しぶしぶ従うことにしたのです。
スグリ姫の留守番へのご褒美なのですから、姫の意向が最優先です。
そんなのんびりした時間の中で姫の髪を撫でながら、ふと沸いた疑問を、サクナは口に出しました。
「俺が居ねぇ間、自分でシたりしなかったのか?」
「…自分で?何を?」
「その…ナニを。」
「なに?」
姫がきょとんとしているので、サクナはあからさまに言わねぇと無理だ、と方針を変えました。
「あー…要は、自分で自分を弄ってイかせたりしなかったのか、って言ってんだよ」
サクナの言葉に姫は目を丸くして一旦固まり、そのあと真っ赤になりました。
「してないっ!ばかっ」
「シテても構わねぇぞ?」
俺もヤッてるしなと言うのはさすがに控えましたが、今後も姫を一人寝させる機会はあるでしょう。
今日久しぶりに会った姫がふとした折に見せる表情は、不在の間が不安になるほどの、艶を含んで居りました。
自分が居ない間は寂しかったでしょうから、憂い顔も見せていたかも知れません。
そんな風に、恋しさが募って無意識に誰かに何か振り撒くくらいなら、自分を思って適当に発散してくれている方がまだマシというものです。
「ヤり方知らねえのか?」
サクナは真っ赤になってうーうー唸っている姫を、からかうように言いました。
「ばかっ!!ばかばかっ!しらな…いっ」
そこで姫は、はっと気付いて口ごもりました。
タンム卿との「お手合わせ」で、「自分でそこを潤すように」と言われました。
あれがもしかすると、サクナの言う「自分でする」ということではないのでしょうか。
ほんの一瞬だけそう考えたのが、間違いでした。
「…まさか、誰かとの『お手合わせ』で、ヤッたのか?」
姫の一瞬の動揺は、サクナにあっけなく見抜かれました。
「!!ちがっ!!」
「…お前は、嘘が吐けねぇなあ」
溜息と共にそう言うと、サクナは姫の解れた髪を一房取って、顔の横で振って、弄びました。
「…なぁに?」
不在の間のお互いのご機嫌伺いを軽く一回終わらせた二人は、ゆるゆると抱き合って居りました。
サクナの方は本当でしたら不足分を全部まとめて支払いたかったのですが、スグリ姫の「あんまり色々してたらお帰りなさいの晩餐に行けなくなっちゃう」という言葉に、しぶしぶ従うことにしたのです。
スグリ姫の留守番へのご褒美なのですから、姫の意向が最優先です。
そんなのんびりした時間の中で姫の髪を撫でながら、ふと沸いた疑問を、サクナは口に出しました。
「俺が居ねぇ間、自分でシたりしなかったのか?」
「…自分で?何を?」
「その…ナニを。」
「なに?」
姫がきょとんとしているので、サクナはあからさまに言わねぇと無理だ、と方針を変えました。
「あー…要は、自分で自分を弄ってイかせたりしなかったのか、って言ってんだよ」
サクナの言葉に姫は目を丸くして一旦固まり、そのあと真っ赤になりました。
「してないっ!ばかっ」
「シテても構わねぇぞ?」
俺もヤッてるしなと言うのはさすがに控えましたが、今後も姫を一人寝させる機会はあるでしょう。
今日久しぶりに会った姫がふとした折に見せる表情は、不在の間が不安になるほどの、艶を含んで居りました。
自分が居ない間は寂しかったでしょうから、憂い顔も見せていたかも知れません。
そんな風に、恋しさが募って無意識に誰かに何か振り撒くくらいなら、自分を思って適当に発散してくれている方がまだマシというものです。
「ヤり方知らねえのか?」
サクナは真っ赤になってうーうー唸っている姫を、からかうように言いました。
「ばかっ!!ばかばかっ!しらな…いっ」
そこで姫は、はっと気付いて口ごもりました。
タンム卿との「お手合わせ」で、「自分でそこを潤すように」と言われました。
あれがもしかすると、サクナの言う「自分でする」ということではないのでしょうか。
ほんの一瞬だけそう考えたのが、間違いでした。
「…まさか、誰かとの『お手合わせ』で、ヤッたのか?」
姫の一瞬の動揺は、サクナにあっけなく見抜かれました。
「!!ちがっ!!」
「…お前は、嘘が吐けねぇなあ」
溜息と共にそう言うと、サクナは姫の解れた髪を一房取って、顔の横で振って、弄びました。

