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陽向の恋
第2章 ニ
陽向がチュッチュッと舌先を吸いながらブラを下へずらすと、ぷるんっと色白のFカップが姿を現す。
すると陽向は口付けをやめ、視線を胸へ移し、一瞬ごくっと唾を飲むと、左胸の乳首へ吸い付いた。
無我夢中といった風にちゅうっと強く吸い付くと、そのままれろれろと硬くなった乳首をいやらしく舌で舐め回す。
「あっ……あ、ん……」
私は目を閉じながらそれに耐えるが、陽向は許さないという様に今度は右の乳首へ吸い付いて、両手で両方の胸を掬い上げながら胸をぶつかり合わせるように揉み込む。
「陽向ぁ……うぅ……」
キスもして欲しい。
目を開けて右乳首に吸い付いている陽向の方へ視線を送ると、私は目で訴えかけた。
だが気付かずに再びぬるぬると唾液を纏った舌で乳首を転がされ、気持ち良さそうに体をよじらせる。
「あぁっ……ん……」
陽向がおっぱい好きということは、普段前戯で胸ばかり弄られるということだ。
それだけでも十分満足だが、たまには他の場所も触って欲しかった。
友人達はクリトリスを舐めて貰ったりしているらしいし、私も……。
「ねぇ、陽向……その、たまには他の場所も、触って欲しいな……」
「他の場所……?」
私は勇気を出して言ってみたが、陽向は乳首を舐めるのを止めて不思議そうな顔で首を傾げた。
「友達はね、色々と試してるみたい。だから、私達も……」
「へぇ……でも俺は、苗ちゃんのおっぱいを堪能出来れば良いかな」
「?!」
「このおっぱいがあれば満足~」
「……」
そのまま幸せそうに胸へ抱き付く陽向の言葉に、絶句する。
この巨乳好きは……本当に、自分のことしか考えてない。自分は巨乳で色々と出来て幸せだろうけど、私のことはどうでも良いの?
「じゃあ、続きを……」
その後もまた両胸を愛しそうに揉み始める陽向。だが私は心がモヤモヤして、思わずその手を振り払うと体を起こした。
「もういい!陽向の巨乳ばか!」
「えっ?どうしたの?苗ちゃん」
「おやすみ」
「えっ?寝るの?このまま?えぇー!」
意味が分からない陽向は、そんな私にどうして良いのか分からず、ベッドに正座したまま呆然としていた。