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異形疾病
第6章 「A」
ようやく彼がスパッツの錠を開けて、紐をほどいてくれた。
私はもどかしく喘ぎながら、脱がせやすいように立ち上がって協力した。
濡れたスパッツを巨大な陰茎と陰嚢の下まで一気にぶりん!と引き下ろされた。
片方ずつ足元を脱がすとき、彼はスパッツの股間部分を指さして意地悪く

「今日はうんちが入ってない」

と笑った。

全裸でベッドに四つんばいにさせられ、後ろから下からじっくりと愛撫された。
彼は車の整備工のように私の体の下にもぐり込み、異様な大きさのはち切れそうに勃起した陰茎を丹念に舐めた。

…ん…ぁぁああぁ…ゃぁぁ……

よだれを垂らして身悶えしてしまう。
肉の隙間という隙間、陰嚢のシワというシワを舌先で繊細に舐められ、手で柔らかく揉まれる。
くちょ…くちゃ…と恥ずかしい音を立て、体液はとろりと糸を引いている。

「舐めても舐めても溢れてくるよ。デカいから舐めごたえがある」

そして肥大したこの異様な股間を冗談めかして引きで眺め、

「こう見ると乳牛みたいだな」

と茶化した。
恥ずかしさと、こんな体を隅々まで舐めてもらえる悦びに涙が溢れ、震えて、待ちきれなかった。


彼がワセリンの容器を開けている。
私の大きな肛門の外と中と、彼のそそり立つ一物に丁寧に塗りつけている。

…あぁぁぁあぁぁ……

自分の肛門がひくひくと勝手にうごめいてしまうのを抑えられない。
はしたない穴に彼はしつこくワセリンを塗り込み、指を2本、3本と入れて何度も抜き差しした。

「入るよ」

やっと…。
肛門にぐーっと固いものが押しあてられる。

…っ……はぁぁぁあぁぁ……

深い息を吐いて、広げて、彼を迎え入れた。
あぁぁ…あったかい…。
意思を持ったような肛門が彼の陰茎をめりめりと根元まで飲み込むと、腰が勝手に動いて自らぎこちないピストン運動を始めてしまう。

「俺が動かなくても、やってくれるの? いやらしいね」

…あぁぁあぁ……き…きらわれてしまう…。
体の動きと震えは止められなかった。

「うんちの穴に、俺のが入ってるよ」

こくりこくりと頷く。
満ちている。涙が止まらない。

「きもちよくて自分で動かしてるの?」

…ぁぁぁ…ゃぁぁあぁ……う…うごいちゃう……

「勝手に動いちゃうんだね。よだれ垂らして」

…ぅ…ぅぁぁあぁぁぁ…はぁぁ……

「恥ずかしい体だね」
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