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異形疾病
第6章 「A」

今度は彼が動き始めた。
じれったいくらいゆっくりとしたストロークで、出てしまいそうなほどの入口から奥深くまで、私の肛門の中を存分に堪能するように何度も何度も往復する。
……あぁぁぁあぁ……あぁぁあぁぁぁ…
抜けちゃう。抜けちゃう…。
ゆっくり、ゆっくりと往復して、時折一番奥まで入ったときにぐーっと突いて中を回される。
「昨日あんなに出たのに、もう溜まり始めてる。奥の方にうんちがあるよ」
あぁ…恥ずかしい…。
私は早くも昇りつめて、がくがく震えながら射精した。
頭を垂れた状態で出たので、顔に思いきりかかってしまった。
彼は少し早くピストンしながら、なおも私の巨大な陰茎を揉みしごく。
…はぁぁぁぅぁあぁぁ…ぁあぁぁあぁぁぁ……
自分の声ではないような、動物のような喘ぎ声を上げて、連続オーガズムに入った。
腕が震えて上体を支えられず、ベッドに突っ伏した。
腰だけ高く抱えられて、パン!パン!パン!と呆けたように突かれ続けた。
…ぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁ……ぅ…ゎぁぁあぁ…
何も考えられない。
コップから水が溢れるように、体中に満ち満ちた快感が、涙や鼻水やよだれや体液になってとめどなく溢れ出てくるようだった。
脳味噌まで溶け出しているかもしれない。
彼は挿入したまま私の体を仰向けにすると、両脚を持ち上げて私の上体ごと抱き起こして抱えた。
痙攣しながらイキ続ける私のよだれを舐め、まぶたを吸い、頭を撫でる。
彼の湿った吐息が顔にかかる。
突き上げて上下にバウンドさせ、両腕ごと抱きしめられる。
震えて泣く私に、彼は子どもに話しかけるような小声で
「きもちいいの?」
と訊いた。
ぶるぶる震えながら私は
…ぅ…ぁぁあぁぁぁあぁ……き……も…ちぃぃぃ……
と答えた。
時間の感覚もわからなかった。
自分の狂ったような声と、彼の荒い吐息を聴きながら、死ぬまでこのまま続けばいいと思った。
私はすっかり変わってしまった。
卑猥な体をもて余し、異常な性欲によって支配された、一匹の動物になってしまった──。
目が覚めると、横に彼がいた。
服を着ている。
気を失って眠っていた私の寝顔を見ていたと言う。
まどろむように
「さっき眠ったまま痙攣してイッてたよ」
と笑った。
眠りながら達してしまうのはしょっちゅうだが、彼に見られながらは恥ずかしかった。
じれったいくらいゆっくりとしたストロークで、出てしまいそうなほどの入口から奥深くまで、私の肛門の中を存分に堪能するように何度も何度も往復する。
……あぁぁぁあぁ……あぁぁあぁぁぁ…
抜けちゃう。抜けちゃう…。
ゆっくり、ゆっくりと往復して、時折一番奥まで入ったときにぐーっと突いて中を回される。
「昨日あんなに出たのに、もう溜まり始めてる。奥の方にうんちがあるよ」
あぁ…恥ずかしい…。
私は早くも昇りつめて、がくがく震えながら射精した。
頭を垂れた状態で出たので、顔に思いきりかかってしまった。
彼は少し早くピストンしながら、なおも私の巨大な陰茎を揉みしごく。
…はぁぁぁぅぁあぁぁ…ぁあぁぁあぁぁぁ……
自分の声ではないような、動物のような喘ぎ声を上げて、連続オーガズムに入った。
腕が震えて上体を支えられず、ベッドに突っ伏した。
腰だけ高く抱えられて、パン!パン!パン!と呆けたように突かれ続けた。
…ぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁ……ぅ…ゎぁぁあぁ…
何も考えられない。
コップから水が溢れるように、体中に満ち満ちた快感が、涙や鼻水やよだれや体液になってとめどなく溢れ出てくるようだった。
脳味噌まで溶け出しているかもしれない。
彼は挿入したまま私の体を仰向けにすると、両脚を持ち上げて私の上体ごと抱き起こして抱えた。
痙攣しながらイキ続ける私のよだれを舐め、まぶたを吸い、頭を撫でる。
彼の湿った吐息が顔にかかる。
突き上げて上下にバウンドさせ、両腕ごと抱きしめられる。
震えて泣く私に、彼は子どもに話しかけるような小声で
「きもちいいの?」
と訊いた。
ぶるぶる震えながら私は
…ぅ…ぁぁあぁぁぁあぁ……き……も…ちぃぃぃ……
と答えた。
時間の感覚もわからなかった。
自分の狂ったような声と、彼の荒い吐息を聴きながら、死ぬまでこのまま続けばいいと思った。
私はすっかり変わってしまった。
卑猥な体をもて余し、異常な性欲によって支配された、一匹の動物になってしまった──。
目が覚めると、横に彼がいた。
服を着ている。
気を失って眠っていた私の寝顔を見ていたと言う。
まどろむように
「さっき眠ったまま痙攣してイッてたよ」
と笑った。
眠りながら達してしまうのはしょっちゅうだが、彼に見られながらは恥ずかしかった。

