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第4章 さらなる調教

「うーん・・そうか、さくらちゃん、こんな大変なこと、俺を信頼して話してくれてありがとう。辛かっただろう。」

小森は真剣な目でさくらを見て言った。　

「どうしていいかわからなくて、怖くて、怖くて・・でもこんなの間違ってる。
私風俗で働いていなんかいないし、あれだって作り物の偽物の情報で、
誰かのいたずらかもしれないし。私のこと、奴隷だなんて・・
こんな好き放題されていいはずないじゃない。」　

さくらは泣きはらした目で言った。　


「さくらちゃんがこんなひどい目に合ってるなんて許せないよ。　
やつらにきちんと社会的制裁を与えられるように考えるからさ。
さくらちゃん、奴らが脅しに使っうって言ってた画像の入ったＳＤカード
なんとか奪ったんだろ？じゃあもう奴らの脅しを怖がる必要ないいじゃないか。
もう言いなりにならなくっていいんだよ。もう呼び出されても行くなよ！」　

と小森は言った。


「うん・・・このＳＤカードにデータ全部入ってるって言ってたから
私、もう言いなりにならなくっていいんだよね？
証拠として必要になるかもしれないけど・・
このデータ、誰にも見られたくないから私が持っておいていいよね？」　

さくらはＳＤカードをなくさないようにホルダーにいれ、カバンにしまった。


「おれ、警察にも知り合いいるからさ、できるだけ早く対策考えるから。
あぁ、もうこんな時間か・・よかったらこのままここでメシ食っていかない？」　
と小森は言った。　

「うん・・・そうだね、そうする。」

ほっとしたのか、さくらは久しぶりに空腹を感じていた。　

「ごめん、ちょっとお手洗い行ってくるね。」

と念のため席を立ち、トイレで涙でぐちゃぐちゃになった顔を整えた。



「飲み物、なくなってたから、オレンジジュース頼んでおいたけど、いい？
ほら、疲れにはビタミンＣがいいっていうからさ」

と笑って小森は言った。
さくらは久しぶりに笑って食事ができたなぁと心底安心していた。　


「今日、俺車で来てるから送って行くよ。」との小森の申し出を、
ありがたくさくらは受けることにして帰りは家まで送ってもらうことにした。　
昨日の疲れがまだ残っているのか、猛烈な眠気に襲われていた。

「疲れてるんだろ？住所ナビに入れたから着くまで寝ててよ」
と小森に言われ、うとうとと眠りに落ちてしまった。