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第13章 大輔さんの転勤ーフィナーレー

「うわぁ、すごい！」
真っ白な純白のウェディングドレス。
「とてもお似合いですよ。サイズもちょうど良さそうですね」
衣装担当のお姉さんが言う。

「聖、開けても良い？」
ドアの向こうから大輔さんの声。
「うん、良いよ」
ガチャと、戸を開けると、タキシード姿の大輔さんが入って来た。
カッコイイ…。
いつものスーツ姿や私服姿もカッコイイけど、こっちも超カッコイイ！
「聖、似合ってるね」
「ありがとう。大輔さんも似合ってるよ」

お色直ししてからのカラードレス衣装とかも試着させてもらったよ。
こっちはブルーのドレス。
なんかお姫様になった気分。
ティアラもつけてみたんだ。

食事の試食もおいしかったなぁ。
お肉は柔らかいし、魚も臭みがなくて食べやすかった。
ナイフ、フォークだと食べづらい人には箸も用意できるんだって！


結婚へ向けて少しずつ前進の私達。
如月聖から望月聖かぁ。
大輔さんとの子供も欲しいな。
理想は2人。
大輔さんに似たカッコイイ男の子2人に囲まれて逆ハーレムみたいな生活してみたい！
私に似た子だと、ちょっと天然ボケって言うか、抜けてる部分があるからなぁ。
そんなことを自分で言うのも切ないけど…。