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僕の彩芽
第13章 十三
『彩芽、愛してるよ。俺の奥さんになってくれ』
甘く優しい声が、私の子宮を疼かせる。……私、欲情してる……秋人さんに……。秋人さんから抱かれたい。早く抱いて欲しい。秋人さん、大好き――
「……っ、」
淫らな夢を見てしまった。秋人さんの部屋のベッドで押し倒される夢。たったそれだけで、昨夜の事を思い出して不埒な考えが頭に過る。……やっぱり昨日しとけば良かったぁぁぁ!
秋人さん酔ってたから、恋人は無しだとか良いそうぅぅぅ!もうあんな風に、愛してるなんて二度と言われないかもしれない……。
「はぁ……温泉入って頭冷やそ……」
畳にしいた布団から、もそもそと起き上がる。唐突に隣の部屋から喘ぎ声が聞こえてくると、固まってしまった。