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イかせ屋…
第3章 AV
たっぷりと1時間以上の時間をかけたマッサージ…。
はぁはぁと肩で息をする。
私の隣に寝そべった曽我さんがそっと私を抱きしめる。
「ちゃんと感じるだろ?」
優しい声…。
本当に背中と腕と足をマッサージされただけ…。
「みたいですね…。」
一応は納得をする。
この人は約束を守ってくれる人なんだと感じる。
「梓…。」
「はい…。」
「一度、オーガニズムの体験をしてみないか?」
はい!?
オーガニズムって…!?
そんな事を突然言われても…。
「梓が嫌なら絶対に途中でも止める。だけど梓が達したら、例の仕事を引き受けてくれ。返済にはそれしかないんだからな。」
曽我さんが私を見る目が優しくて真剣だった。
曽我さんになら…。
割り切れる気がして来る。
「嫌なら絶対に止めてくれます?」
「約束する。」
フカフカの布団の上で半裸の姿のまま素敵な男の人に抱かれてるというだけで私の警戒心が緩む。
「わかりました…。」
その返事を待ってたかのように曽我さんが私の額にキスをする。
チュッ…
チュッ…
チュッ…
指先で耳を撫でながら眉間や頬にキスをされる。
顎から耳に向かってマッサージが始まった。
とても優しい指先…。
そして愛おしそうに私を見る。
まるで恋人扱い…。
首筋を指先がマッサージをする。
かなりゆっくりとマッサージ…。
ゆっくりと肩へと移動をして腕から手へ…。
そしてその手に口付けがされる。
これだけで5分以上の時間が使われてる。
焦れったくてもどかしくなるのに、全然嫌だとか思わない。
むしろ気持ち良さへの期待にドキドキとかしちゃう。
「梓…、綺麗な手だな。」
私の指を丁寧に舐めながらそんな事を言う。
なんか照れ臭いの。