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イかせ屋…
第6章 伝統
「大丈夫ですか?」
観覧車の係の人が私を心配そうに覗き込む。
「彼女があんなに高所恐怖症だとは思わなかった。」
しれっと昌さんが嘘をつく。
5回も私を天国に送り込んだくせに高所恐怖症とか、どの口が言うか!?
そう叫ぶ気力もない。
「食事をして帰ろう。帰りは清に迎えに来させるから大丈夫だ。」
妙に今日はご機嫌の昌さん…。
もう私はクタクタ…。
お寿司を食べて昌さんの家に帰る。
お風呂でウトウトとしちゃうほどに疲れるデートだった。
でも、嫌な気はしない。
ある意味中身のないデートなのに一生忘れられないデートになったのは間違いない。
ベビードールに着替えてフカフカのお布団にダイビングする。
今夜はぐっすりと眠れそう…。
「さて、梓…。もうひと頑張りしような。」
悪魔が私の上に覆いかぶさり耳元で囁く。
「嘘!?」
「嘘じゃない…。時間がある限り梓の身体の感度を上げると言ってあるだろ?」
「今日は…。」
「まだ意識があるし、元気だな。」
悪魔がニッコリと微笑む。
1時間後…。
「あーっ!あーっ!イクッ!イッちゃう…!」
「まだ…、ダメ…。」
既に3回もイッたのに、私のまんこへの執拗なクンニが続く。
チューッ…
「ああぁぁいいああーっ!」
もう悲鳴に近いオーガニズム…。
それでも彼の愛撫は終わらない。
「いいな。梓…、どんどん溢れてる。」
愛液を指で掬い取り、その指を味わうように舐める昌さん…。
「もう…、無理…。」
「まだまだ…。」
昌さんが好き…。
でも、昌さんの本命になるには私の体力が続かないかもしれない。
「あーっ!そこぉぉ…!」
今夜も曽我家には私の喘ぎが鳴り響くだけだった。