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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第6章 享受5-会長の繋がり
これを皮切りに、紀永に付いて経済界の大物達と会い、少しずつだけど私の繋がりも広くなっていく。
獅王社長との約束通り、Little Witchを介してという理由でトーマ大使を紹介し、獅王社長側からも数名の経済界やメディア関係の人を紹介して貰った。
そんな最中に起こった、高橋さんのデーター流出事件、そして私は初めて早乙女美紀として、一族に本当の姿を出す事になり、お披露目のイメージ以上に、朔夜叔父様を糾弾した事が話題になったよ。
これはこれで必要だった、そうは思っている、何時までも紀永や遠藤さんの影に隠れていても私は成長しない、紀永に追い付けない。
相変わらずクラスター本社では倉原美紀を通してはいるけれど、何時かはという覚悟は出来たつもり‥
倉原美紀では無く早乙女美紀として、クラスター本社に顔を出す日が来る‥‥そう思う。
今はまだ外堀を埋めたい‥
一番の大物は、クラスター本社内に居るんだから、それにそなえて力を貯め、力を温存‥‥"最高の時に最高の一撃を"、紀永がよく言う言葉、私だって同じ事を思う。
着実に力を付ける、これが今後の目標になっていく。