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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第2章 享受1ー事前準備はスリリング!?
「だけどっ!!」
「秘書課に居るから分かる事もあるんだよ結城、絶対に踏み込むべきでは無いって線‥
今の会長派と常務派の派閥争いもそうだけど、社長や会長のやる事に深く首を突っ込むのもタブー扱い、勿論遠藤主任の事も‥」
「それって‥‥」
「社長と遠藤主任が倉ちゃんを擁護しているんだったら、それはタブーの世界なんだ‥
俺達なんかが知ろうとすれば、下手をしたらあの世行き‥‥だから静観、それが秘書課のルール」
「‥‥それは俺も同じって言いたいのか櫻井?」
「システム課のエースで居たければ沈黙した方が良い、そして倉ちゃんにも聞かない‥
そうしなければ狙われるのは結城だよ、それは嫌だと思う」
見た事聞いた事全て忘れて、普通に倉ちゃんに接しろ、そう櫻井は言いたいらしい‥
確かに社長‥‥早乙女が絡んでいるんだから、クラスター社に居る俺なんか、少し下手な事をすれば飛ばされる‥‥その程度は分かっているさ。
「‥‥‥分かった‥‥‥
俺は普通に帰った、それで良いだろ?」
「悪いとは思うけど、誰だってクラスター社の闇に首を突っ込みたくないんだ‥
今のが引き金になってしまえば、俺も結城も後が無いから、頼むから我慢して‥」
櫻井が此処まで言うんだから、過去に何か前例くらいあったんだろう、だから是が非でも止めたいという櫻井に俺は同意した。
まさか似た事を、もう一度見る事になるとは全く知らないで、そしてもう既に巻き込まれていたとは全然思わないで俺は頷いたんだ・・・