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禁断背徳の鎖外伝ー享受の恩恵
第4章 享受3-紀永が残していた物
「もう、言われるまで気付かないなんて、私の馬鹿!!」
紀永に散々悪戯された後、朝食を取ってから自分の部屋に戻って来た‥
勿論一番始めにした事は、紀永に言われた箱を開けて見る事。
「・・・・・
本当‥‥経営学から心理学まで一通りある、しかも前と同じく真っ黒」
約3年前に紀永から貰ったプラグラミング関係の本と同じように、この本達も紀永の書き込みで真っ黒状態‥
どれだけ紀永が必死だったか、これを見れば一目瞭然。
「これを見ながらカセットテープを聞くに切り替えようかな?
その方が早い気がする」
カセットテープに付属していた関連資料は全部読んだの、だってラジカセが来るまで空きがあったから‥
内容は全部把握済みで、残るはこのカセットテープの会話を聞くだけ、だから別にこっちも同時に読もうと思った訳。
心理学関係から始めて、経営学へ‥
これが一番ベストな選択だと思う、毎日やれないのが辛いけど。
「今日は良いよね、特に予定も無いもん」
やっぱり集中と居心地が良い場所で、それは勿論私の部屋の畳!
私もつくづく日本人だなぁとは思うけど、此処が居心地良いのよ。
早速ラジカセを移動させ、カセットテープを数個掴み、紀永の本を持って畳で昨日の続きを再会‥
これが結構な日数になるのはお約束。