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今日だけは、貴方と
第5章 さようなら、また逢う日まで

 腕を男の背中に回して抱き締め、与えられる刺激を享受していた。が、それも長くは持たない。白い糸を引いて離れた男の性器には、もう熱は無かった。
 それならば、と言わんばかりに男の身体が布団の中に埋まって、濡れたままの女性器に舌を這わせた。突然身に受ける今までとは違う刺激に腰をくねらせて逃げようとする女。男はそれを逃すまいと太股を抱えた。

『……指、出し入れするよりは奥で掻き回した方が好き…かなぁ』

 観念とも感嘆とも聞き取れる様な息を吐いた後、女がそう告げる。
 男の舌と指の刺激の心地良さから、女の息が上擦って自然と腰が独りでに動き始めた時に無機質な音が響いた。
 それは興奮を強制的に静め、二人は粛々と身支度を整える。
 部屋から出た頃には、あれほど燦々と輝いていた太陽の姿はなく、とっぷりとした闇が輝く星を引き立たせていた。ほう、と吐いた溜め息は白く霧散していく。
 運転席へ女が身を滑らせてエンジンを始動させて少しの間を置いて、告げた。

『帰ろうか。現実に』






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