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オネエ様の城
第2章 涼真の元彼
「そうなんですかー…」

あれ、近づくと この横顔

なんか知ってる…

「あっ!もしかして りょ…ムグ…」

付き出しのナッツを大量に口に押し込まれた。

「あらーお客さん、酔が足りないじゃない♡」

瞬間、冷めた眼で

もう一度 俺の名前言ってみろ、

闇へ葬ると耳元で言われた。

綺麗な顔してる人ほど口が悪いのね。…

梨央はナッツを噛みながらコクコクと頷いた。
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