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オネエ様の城
第4章 インディーズバンド
涼真はCDを拾い上げると顔色が変わった。

「何これ…」

「えー?知らないの?

もう解散しちゃったバンドだけど好きだったの。

だからたまに聴くんだー。」

Shellac

3人組ロックバンド。

インディーズとしては異例の500万枚

CD売上のある人気バンドだった、

解散ライブはネットで3分でSOLD OUTだった。

「…くだらない」

「私、ボーカルのナキラの声好きだったのーって

知らないのに侮辱しないでくれる?

もーいいから…早くデート行ってー」

「お前、私の前で二度とその話しないで。」

…?

パタン…

涼真は出かけて行った。

「知らないなら話す理由ないでしょ…

何怒ってんのよ」
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