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第4章 インディーズバンド

♫冷めた　この暗い夜空に見上げると

鏡に映る自分が睨みつける…

何もして無い

今からでも遅くない

踏みしめよう
　
外の空気吸って

明日を見つめて…

今、　この時を…抱きしめ…♫

ナキラが手を挙げればファンも自然に挙がる。

大声の歓声を浴びたナキラは

アンコール曲を歌い切りステージから

去っていった。


帰りの大混雑の電車の改札口。

赤いタオル巻いナキラファンが

ホームを占領している。

コンサート後ってやっぱり混むよね…

私も行ってた1人だけど。

まだ耳元にはナキラの声が響いていた。

やっぱナキラ、カッコよかったなぁー！





Shellacは解散したがナキラはソロで歌っていた。

梨央は

大阪城ホールまで片道3時間かけてコンサートに

来たのだった。

中には出待ちのファンも多くいたけど

さすがに明日も仕事なので出待ちはできなかった。