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オネエ様の城
第5章 至近距離
トマトソース付いてると言って

涼真の指が優しく梨央の頬に触れた。

昨日とは別人のように優しく割れ物に触れるような

感じだった。

わぁ…切れ長な奥2重…唇ピンクでぷるんってしてる。

きっと…ナキラさんも気持ち良かったのかな…

…って何、私ときめいちゃってんの!

「そんなにビクビクしなくても…何もしないわよ。」


「もうすぐ仕事なんでしょ?片付けするね」

照れを隠すように梨央はキッチンへと行った。


クスクス笑う涼真。

「可愛い…でも地味にさっきの反応は傷つくわ…」

食器を片付ける梨央には聞こえなかった。
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