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オネエ様の城
第8章 言えなかった言葉
居候するときに決めたルールを破ってしまう

ところだった。

もうふられるのは辛い。懲り懲りだ。


浴室でエッチな事されてから

梨央は涼真と何日も話せないでいた。

なぜなら

彼女になれない、その先もない。

都合いいセフレな気がして。

心の奥底がすごく寂しかったからだ。

涼真のセフレはもしかしたら複数いるかもしれない。

でも私は涼真に惹かれて嫉妬が残り

こんなに好きになってしまっている。

声、エッチな時に耳元で囁くSなあの低い声

何度も思い出して独りで慰めてしまった。

一種の中毒だ。

だから…もう終わりにして 部屋を出て行かないと。

傷ついて同仕様も無くなる前に。

ちょうど半年 経つ、ここが引き際なんだろう。
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