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愛しき俺の半身
第2章 星桜という女



「星耶…。」


星桜があくびをして目を擦る。

星桜をトイレに行かせてから俺の部屋で俺のベッドに寝かせる。


「星耶…。」


星桜が甘えて俺に身体を擦り寄せて来る。


「今夜はダメ…。明日は学校だから…。」

「星耶ぁ…。」

「明日、学校から帰ったらいっぱい可愛がってやるから。」


星桜は寝るのが怖い。

自分がぐずぐずと寝ている間に父親も母親も居なくなってしまったと思っている。

だから、寝たら俺も居なくなるかもしれないと不安がる。


「絶対に星桜から離れない。星桜が居ないと俺が生きていけないんだ。」


星桜を抱きしめて星桜の顔中にキスをする。

星桜が寝るまで髪を撫でて寝かしつける。


「どこにも行かないで…。」


そう小さな声で言うと星桜が眠る。

どこにも行かない。

星桜を愛している。

誰にも星桜は渡さない。

星桜を抱きしめたまま俺も眠る。

双子だからお互いのどちらがかけても生きていけないという関係の中で俺と星桜は深く結び付いていた。




翌朝は5時半には起きる。

星桜を起こさないようにしてベッドから出る。

まずは洗濯を干して簡単に掃除をする。

それから星桜と自分の分の弁当の用意。

今日はオムライスにプチトマト…。

スプーンで食べれる料理なら星桜の食べるスピードが少しは上がるからだ。

我ながら料理の腕はかなり上達したと思う。

星桜の好物は全て作れる。

6時半には星桜を起こして朝飯を食わせる。

夕べのシチューに焼いた食パン。

苺ジャムが星桜の好み。

まだ寝ぼけている星桜…。

既にジャムを塗ってやっているのに椅子から立ち上がり冷蔵庫からジャムを出す。



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