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愛しき俺の半身
第3章 妹だから…?

弁当箱などを片付けて星桜と買い物に出掛ける。
ピザやポテトを買い、ジュースも買う。
星桜が好きなプリンも買ってから家に帰る。
「今日は宿題は?」
「ない!」
「なら、先に風呂を済ませよう。」
風呂も洗濯も先に済ませたら、後は星桜とダラダラ飯…。
眠くなるまで適当なテレビや映画を見ながら気まぐれに飯を食う。
だらしない生活になるが、これが星桜のペースに一番合うやり方…。
お気に入りのピンクのパジャマで星桜が俺の膝でピザを食う。
「こぼすなよ?」
星桜の耳を舐めて言う。
「んふふ…、星耶ぁ…、くすぐったい!」
甘えた声を星桜が出す。
テレビじゃ昔の映画をやっている。
もし世界が滅ぶとしたら、あなたは最後の時間を誰と過ごしますか?
そんな感じの映画…。
「星耶といる。最後でもいつでも星耶といるの。」
映画に向かって星桜が呟く。
「病める時も健やかなる時も?」
冗談っぽく笑って聞いてやる。
星桜だって馬鹿じゃない。
自分が俺の妹であり、俺達がやっている事が禁忌の関係なんだとは理解をしている。
いくらお互いがお互いを求めてしまう存在であっても結婚などは出来ない哀しい半身…。
星桜が切ない顔をする。
「病める時も健やかなる時も、星桜は星耶のものだから…。」
そう言って星桜がキスを求めて来る。
星桜のキスに答えて星桜の胸をパジャマの上から撫でてやる。
「全部…星耶のものだから…。」
星桜が身体の力を抜き全てを俺に委ねて来る。
「わかっている。星桜を愛している。」
パジャマのボタンを外しながら星桜の首筋から順番にキスをしていく。
「星耶ぁ…愛してる…。」
右手の小指の節を口に当てて星桜がモジモジと小さな身体を捩る。

