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第2章 転機

男に逃げられ・・・しかもお金も家具も持っていかれたなんて・・・。


「恥ですよね・・・・。」


ボソッと思わず口から零れた。


しかもその後何も出来ずに仕事も辞めて実家に籠り・・・。


ホント恥知らず・・・。



「(笑)(笑)・・・瑠衣はさーー・・、人を疑わないじゃない？良いとこでもあるけどーー・・少し危なっかしい(笑)」


夏希さんはそんな私の言葉をぶっ飛ばすように笑って言った。


「危なっかしい・・・ですか？？？」


「(笑)・・・いいのよ？そのままで、・・・でもーー・・すこしはそんな前兆あったんじゃないの？」


前兆・・・・。


「まぁいいのよ(笑)人は傷ついて立ち直ってどんどん強くなるんだからさ！」


強く・・・か・・・・。


「大輔よりいい男なんていっぱいいるわよ(笑)・・・だからーー・・そんな顔してないで頑張ろう？？」


夏希さん・・・。


「よしよし！今度私が知り合いに言って合コン設定してあげるから！！(笑)」

(笑)