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第13章 好きな女

「申し訳ありません！！！」


・・・・・・。


私はマネージャーと一緒に、店を出た小倉社長を送って頭を下げた。


タクシーに乗った社長は・・・・。



「(笑)・・・・ったく、・・・無駄な金使ったよ！！」



・・・・・・。



そう言って・・・タクシーのドアは閉まった。




私とマネージャーは頭を下げたまま・・・・それを見送り・・・・。



タクシーが行ってしまうと・・・・。



「はぁ・・・瑠衣ちゃん、やってくれたねーーー・・・。」



・・・・・・・。


どうしよう・・・。



でもまさかあんな事・・・・。



「申し訳ありません・・・・」



でも・・・ここでそんなこと言えない・・・。



社長を押し転ばせてしまったのは事実。



「あの社長は結構うちをひいきにしてくれていたから・・・困るんだよね・・・。」



・・・・・・。



「瑠衣ちゃん・・・しばらくうちで働いてもらおうか？？？」



え・・・・。