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再会 ∽∝∽初恋は実らず?∽∝∽
第7章 退院

篠宮さんの胸で寝てしまった時は恥ずかしかったけれど、
篠宮さんが笑って話してくれたおかげでぎこちなくならずに済んだ。

そして、お昼寝タイムを取り午後の暖かい時間は、寝室のベッドのヘッドレストにクッションを重ねて、篠宮さんと並んで読書したり、篠宮さんが膝に置いたパソコンで雨粒ちゃんを執筆するのを覗いたりして過ごす。

つい、うとうとしたら、互いに毛布を掛けてあげるという約束にしたけれど、
いざとなると緊張していたのか、一緒のタイミングで昼寝することはなかった。

一緒に居れば居るほど篠宮さんを嫌う部分は見つけられず、どんどん好きになっていったけれど、退院に向けてこの気持ちをどうすればよいかわからなかった。


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