この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アゲマン!
第11章 父親の謎



「起きろ…。」


沙那の背中にキスをする龍平が言う。


「もう…、ちょっと…。」


沙那が枕に顔を埋める。


「知りたい事がわからないままでいいのか?」


龍平の言葉に飛び起きる。

龍平は切ない顔で沙那を見ている。


「龍平…?」

「出掛ける。早く行かないと今日中に謎が解けなくなるぞ。」


龍平がそう言うと沙那を風呂へと連れて行く。

熱いシャワーで沙那が目を覚ます。

相変わらずの龍平の熱いキス…。


「出掛けるんでしょ?」

「わかっている…。」


そう言いつつも龍平が沙那にキスを繰り返す。

龍平が何かに躊躇っている事だけはわかる。

シャワーを済ませ、沙那が夕べの片付けが終わってないと龍平に文句を言う。


「手伝ってやるから…。」


龍平が妙に沙那に優しく、沙那は落ち着かない気分で夕べの後片付けを済ませ、夕べの残りものとコーヒーで2人は朝食を済ませた。

朝食の後、龍平と出掛けた。

いつものように龍平の愛車はウニモグ…。

だが、今日の龍平はのんびりとした運転で朝早くに沙那を起こした割には、ゆっくりと車を走らせる。


「どこに行くの?」

「長野…、軽井沢だ。」


龍平がそう答えて高速道路へと乗った。

2時間半ほどのドライブ。

夏のシーズンとは違い、冬の軽井沢は比較的に人が少なく空いている。

丁度、昼時だからと龍平が開いているイタリアンレストランに立ち寄った。

何故か、龍平が目的地に向かうのを嫌がっているように沙那には感じる。


「龍平…、軽井沢に何があるの?」


不安に押し潰されたくないと沙那が龍平に聞く。


「全ての謎を知っていると思われる人物に会いに来た。」

「誰?」


龍平は答える事はなく、食事が済むとそのレストランを出た。



/121ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ