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アゲマン!
第11章 父親の謎
沙那の言葉に龍平が顔を上げる。
「もしくは…、俺とアメリカに行かないか?」
龍平は顔は上げたが目は沙那から逸らしたままだ。
「へーっ…、私がアメリカに行ってどうすんの?」
龍平の態度が気に入らない沙那。
ここに来てから龍平は沙那を手放す覚悟を勝手にしているからだ。
「だから…、お前が来たいならって話をしてんだよ!」
「誰が!?アメリカにわざわざ謎の男と行きたいって普通の子が言うと思う?」
「誰が普通の子だよ…?」
「普通でしょ?」
「究極のアゲマンがか?」
「謎男よりもマシよ!」
「ふざけんな!」
龍平が沙那の腕を掴み、いつものように沙那に黙れとキスをする。
「知りたきゃ、アメリカで全部を教えてやるよ…。」
「ずるい!今、教えてよ!」
「今はお前を抱く…。」
沙那を強引に抱きかかえると龍平がアトリエに戻りテラスの扉を閉める。
いきなり沙那のスカートを捲り上げた龍平にアトリエの壁へと沙那は押し付けられ、龍平の手が沙那の股間をパンティの上から撫で回す。
「ああっ!」
龍平には逆らえない。
それは一番初めに龍平に教え込まれた。
沙那のパンティが乱暴に下ろされるとアトリエの床に沙那のパンティが落ちる。
「俺が欲しいだろ?」
「誰が!?」
「濡れてんぞ…。」
龍平の指が沙那の陰部を這い、くちゅくちゅと卑猥な音を奏で出す。
カーゴパンツを下げた龍平が無理矢理に沙那の中へと押し挿って来る。
龍平の手が沙那の胸を鷲掴みにして揉みしだく。
「んあっ!龍平…。」
「俺の望みはお前がアメリカに来る事だ。」
「なら…、もっと!もっと奥まで感じさせてっ!」
沙那は龍平にしがみつき、龍平は沙那の望み通りにと奥までを突き上げる。
繋がり続ける今だけは、普通の女であり、普通の男である事をお互いに噛み締めながらお互いを抱きしめ合うだけだった。