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アゲマン!
第6章 恐怖の謎
「何を期待してんだよ?」
沙那の異変に気付いた龍平がニヤニヤとして沙那に聞いた。
「期待なんかしてないもん…。」
龍平から顔を背け、早足で歩く沙那はあっという間に客室に着いてしまい、ますます緊張感が込み上げる。
「俺は期待するけどな…。」
沙那に追いついた龍平が思わせぶりな事を言う。
「何によ!?」
噛み付くように言いながら振り返った瞬間だった。
客室の壁に向かって龍平に沙那の身体が押し付けられる。
「俺の望みを叶えろよ…。」
クスクスと笑う龍平が沙那の唇にまたしても自分の唇を重ねて来た。
龍平さんが私に期待するのは私の能力で自分の望みを叶えさせたいって事?
龍平のキスに翻弄されながら沙那の胸がチクチクと痛み出す。
ブラウスの上から胸が揉まれていた。
スカートを捲るように龍平の膝が沙那の足の間に分けて入って来る。
「抵抗をしないのか?」
龍平が呟くように言う。
「力じゃ勝てないんでしょ!」
「なら、お前…、誰にでも抱かれるつもりか?」
「違うわよ!」
龍平だけに逆らえないんだと言いたくても言えない。
奥手な沙那には恋の駆け引きなんか器用な事がまだ出来ない。
ただ泣きそうになる自分を気丈に堪えるだけが今の沙那に出来る精一杯だった。
「綺麗だな…、お前って…。」
龍平の言葉に耳を疑った。
顔を上げた沙那の口はまた龍平のキスで塞がれた。
ブラウスのボタンが1つずつ外されていき、龍平の身体の前に薄いピンク色のブラジャーが晒される。
そのブラジャーのホックがいとも簡単に外されると龍平の指先で持ち上げられて沙那の大きな乳房が剥き出しになる。
やだ…!
龍平のキスが離れた瞬間、恥ずかしさから沙那が龍平から顔を背けた。