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第9章 気になる人



「私・・・幸せそうに見えない???」



周りの人に・・・・そう思われないよう・・・・。



親友の美佳にさえ可哀想・・・とか思われないよう・・・ふるまってきたつもりだった。



近所の人にも、三木さん宅はいつもご主人いないわよねーー・・・。



とか、・・・・



近所の奥さんたちは皆でお茶したりランチしたり・・・そこに行くつもりはないけどそれは・・・・。




周りの人たちが子供に囲まれてそれを直視する勇気が無かったから。




笑える自信がなかったから。




涼君は私の頭を撫でて・・・・。



「そんな事ないよ??(笑)・・・ただー、・・・悩んでいるのかなって思ったから・・・。」




悩み・・・。




結婚して冗談っぽく美佳や俊也に愚痴ってはいたけど・・・・。



それを本気の悩みとしては・・・言えなかった。




でも・・・涼君になら・・・。



知っている仲じゃないからこそ・・・言えるのかも・・・。



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