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secret
第22章 フェス事件

美佳said
結城宛に届いた差し入れ・・・。
一体誰が・・。
控室を出て会場に入ると多くの観客が声を上げる・・。
その舞台の上には・・・スポットを浴び手を振りながら歩く結城。
(笑)
アンタはそうやって笑って・・・皆に笑顔をプレゼントしてて・・・。
そんな結城が私の誇りだから。
もし・・結城を貶めようとするやつがいるなら・・・私が絶対許さない。
会場の観客を見渡すと・・・
あ・・・。
VIP席でお酒を飲みながらステージを見る男達。
その中にはこの前病院で見たあの男の人の姿・・・。
堂本・・さんだっけ??
私は堂本さんの方に歩いて行った・・。
堂本さんは直ぐに私に気づいて立ち上がる。
そして私の方に歩いてきてくれた・・・。
スマートなパンツに・・・清潔感抜群の白シャツ。
何てことないファッションだが・・・いい男はそれで充分。
「・・・美佳さん(笑)ご招待ありがとう・・・」
堂本さんはそう言って私に握手を求めてきた。
「こちらこそ・・・いつもお世話になっております(笑)OHさんには毎年出資していただいて・・・」
私は頭を下げた。
堂本さんはニッコリ笑い・・・
「出資は・・・(笑)会社というより・・個人資金からになっております・・・今回出資したのはトップ5名・・2人は今日は来ておりませんが紹介いたします・・・」
個人???
まさかー・・あの大金を個人が???
「涼!一樹ーーー、俊也ッ!!」
涼???・・・・・てかっ・・・俊也ッ????
てかてかっ・・・・あの俊也ッ?!(笑)
しかも・・・・涼って・・・さっき結城が言った・・・
あの・・・。
私は堂本さんが呼んだ彼らを・・・堂本さんの陰から顔を出し伺った・・・・。
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