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secret
第22章 フェス事件

結城said
もう終盤・・・・。
もう1回着替えたら終わりだ・・。
私は舞台裏に居た・・・。
美佳がさっきOHの皆と話をしてるのをランウェイから見たの。
特に一樹さんと話をしていた(笑)
顔を真っ赤にして(笑)
私勘だけは鋭いんだからねーーーーッ
そう言えば・・・・・・美佳はこの前言ってた。
年上のバツイチくらいの人がいいと(笑)
まさに一樹さんじゃない??
なーーんてね(笑)
「結城ちゃんッ!出番だよーーーッ!!」
スタッフさんが手を上げて舞台袖で言う。
あ・・・(笑)
「はーーい!!!」
最初はあんなに緊張していたけど・・・何度もステージに上がる度、ランウェイを歩く快感さを思い出した。
皆が名前を呼んでくれる。
手を振ってくれる・・・。
感謝の気持ちでいっぱいだった。
舞台袖に控え・・最後に戻ってきた子と入れ違いに舞台に出ると・・
熱いスポットが私を照らした。
反射してなかなか前が見えない・・でも凄い歓声の中ランウェイの最後まで歩くの。
・・・・・・あれ・・・・・????
何かが違う。
凄い爆音の中何かを感じた。
あの・・・・・・。
いつか・・・感じた視線。
足を止めることが出来ず不安がよぎる・・・・・・。
「結城ーーーーッ!!お帰りーーーーッ!!」
若い子たちが手を振ってそう言ってくれた。
私も不安を振り切って手を振り返した・・。
・・・・・・・・ッ?!

