この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
secret
第25章 逢いたい

翌日
「温泉????」
美佳が朝コーヒーを飲みながら言った。
「うん・・・やっぱ・・・不味いかな・・・」
美佳はニカッと笑って・・・
「だったらばっちり変装しなさいよ???(笑)」
変装・・・。
美佳が出て行った後・・私は自分の荷物を漁り・・・
昔よく使っていたカツラを出した。
あっ!!!
奥の方にあった小さな箱を出し・・・ふたを開けると・・・。
(笑)(笑)
「懐かしいー・・・(笑)」
ボブのカツラ・・・(笑)
鏡の前まで行ってそのカツラをかぶってみた・・・が・・・(笑)
「なんか幼いな・・・・」
でもまたバレたら今度こそシャレになんないし・・・。
時計を見るとまだお昼前だしー・・・。
よし・・・(笑)
急いで準備をし・・・マンションを出た。
向かうのは・・・行きつけのウィッグのお店。
久々だなぁ・・・
マンションを出て駅まで歩いていると・・・
・・・・ん???・・・・。
なんか・・・。
車道を走る車が・・・
横づけしてきた。
・・・・・・・・・
チラッと横目で見ると・・
うわっ!!!!
黒い大きな車からサングラスを上にずらし・・・
こっちを見てくるのは・・・。
ウィーーーン・・・。
窓が開き・・。
「乗れよ・・・」
う・・・。
「・・・いい・・・です・・・・。」
左ハンドルの運転席から身を乗り出し・・・
「乗せねーと俺がまた殴られるんだけどッ!!!」
・・・・。
淳君・・・。
ん???
殴られるってッ?!

