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secret 
第7章 寂しいです



そう・・・。



私には子供はいない。



・・・・・。



家に入ってギュッとスカートを握りしめた。




三木との結婚は・・・出来ちゃった婚だった。



あの人の子供を???



本当・・・・私ってバカだって思った。



付き合ってもいない・・・あの人の子。



それは三木の狙い通り・・・・私は三木のシナリオ通りに・・・動いてしまったの。



子供が出来たと分かって直ぐ、不安になった。



私には親も姉妹もいない・・・。



私が小学校1年の時に亡くなったと聞かされている。



身寄りが無い私は親戚の家で中学まで育ててもらいその後はその家を出た。



だから・・・誰も頼れる人はいなかった。



あの時は・・・三木しかいないって思ったの。



きっと結婚して母親と父親になったら三木に対する思いも変わる・・・


きっと幸せになれると信じていた。



でも・・・無残にも子供は私の元から直ぐに去って行った。




稽留流産だった・・・。


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