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妹の志保がスキモノの件
第8章 それから五年経って。
部屋を暗くしてまどろむ。
本当は家に帰ってトレーニングをしたかったがトウゴも志保も疲れ果てたのでそのまま宿泊する事にした。

レース期間は一切外部との接触を断たれる。
その反動で志保はずっとトウゴに抱きついている。
瞳を閉じて寄せる顔を見ていた。
その視線に感じたのか目を開ける志保。
「どうしたの?」
「志保は本当にスキモノだな」
「お兄ちゃんの妹ですから」
戸籍上は兄妹だけど血は繋がっていない。
繋がっていないけど本当の妹のようついて来て甘える志保。可愛いと思う。
「お兄ちゃん…キスして…」
「ああ…」
愛しさを噛み締めて唇を重ねた。
<おしまい>
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