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夢…獏の喰わぬ夢
第6章 過去
先生も両親も汚らわしいモノでも見るような目つきで私を見下して、他の日はどこでバイトしてたんだ。と怒鳴ったわ。
蔑まれついでに言ってやった。
喫茶店でも、短いスカートを履いて、腿を触らせるぐらいで倍以上のお金が入るわ。お客さんからチップをもらうこともあるって、
母親は泣き出して、父親は言った。親に生んでもらった体で金を稼ぐなんて、とね。
先生は破廉恥な事件を公にすべきでない。内申上、出席停止にするが、掲示板に張り出したりしない。
体調が悪いと言って二週間休んでくれと。
誰も、嘘が本当なら稼いだ金はどうしたかとは聞かなかった。
バイトした目的も、、
そして、私がやけくそでついた嘘を信じた。
休んでいる二週間、
母親は、なんでこんな子になったんだと嘆いたけど、
私と話をしようとはしなかった。
私は部屋に閉じこもった。食事をするように声かけられても無視していたら、部屋の外に食事が置かれるようになった。
父親が怒って、部屋からでてくるようにと怒鳴ったが無視した。
鍵もなく入ってくることもできたのに、誰も来なかった。もうそのころにはわかっていたの。