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夢…獏の喰わぬ夢
第7章 現在
最後の一滴まで絞りだすように何回か衝く。彼女の襞が巻きつけて締まりそれを手伝った。
「ぅふう」
僕も彼女も全身の力が抜けて、とろけだした。一カ所だけは熱くひくついている。
しばらく声も出なかった。
太陽の光で輝く彼女の白い肌と逆立つ産毛が金色に輝くのを見ていた。
彼女が起き上がり四つん這いで僕自身を舐める。
猫のような、妖艶さで、僕を舐め綺麗にしている。
「うっ、ふうぅ、」
僕は堪らず声を出す。
彼女は目隠しを外し、僕の程よい余韻を壊さないように優しく舐めた。
そして妖艶な瞳で、
「いやらし過ぎるよ。でも興奮して気を失っちゃった。天国にいっちゃったかと思ったわ。」
と微笑んだ。
僕は急に恥ずかしくなり彼女を抱き寄せて、肩を撫でた。そして控えていたキスを存分にした。
昼近くだろうか。二人とも裸のまま、キスをして優しく触れ合い余韻に浸った。
「お風呂にゆっくり浸かりたいな。」
僕は支度して彼女に勧めた。
鼻歌が聞こえてくる。
僕は、何で自分でも思いつかないようなことをしてしまったのか。振り返っていた。
先に入った彼女が僕も風呂に入るように勧めてくる。